2004年9月22日
仙台13:24発のはやて14号で東京へ、15:03東京駅着。成田エクスプレス29号で成田第二ターミナル駅に16:26着。JALカウンターで搭乗手続きをし、出国審査をしてゲートへ17:55離陸のJL002便に搭乗。ここまで問題無く通ってきました。
機内では、夕食後は映画も見ずにぐっすり眠りました。
日付変更線を通過したので、サンフランシスコ空港に無事到着。入国審査をした後は、荷物は機内に持ち込んでいましたからそのまま税関を出ました。到着してからここまで30分位で済みました。
いつもは、誰かが迎えに来ていてタクシーか乗用車でサンフランシスコ市内まで行っていました。今回は、2003年6月に地下鉄BARTが空港まで乗り入れたのを知り、一人でサンフランシスコの市内まで行こうと計画しておりました。友人に到着日と時間を教えると、断っても迎えに来るので到着日を知らせませんでした。乗場を探しながら、出発ロビー階GゲートのBARTの駅に向かいました。自動券売機で5ドルの券を購入、空港から宿泊の「ハイヤットリージェンシー・エンバカデロ(Embarcadero)」ホテルのあるEmbarcadero駅まで約30分で4ドル75セントでした。
ハイヤットリージェンシー・エンバカデロ(Embarcadero)ホテル
Embarcadero駅のエスカレーターに乗って外に出ると、そこはもう宿泊をするホテルの前です。このハイヤットリージェンシー・エンバカデロ・ホテルは三角形の敷地に建つ斬新なデザインが過去に数々の話題になりました。ロビーフロアのある3階までエスカレーターを上がると、天窓のある巨大な吹き抜けの空間が広がります。その一角に沿って、ガラス張りのエレベーターが上下していますが、ポール・ニューマン、スティーブ・マックィーン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイが出演した1974年制作アメリカ映画「タワーリング・インフェルノ」の舞台にも使われました。
フロントでチェックインをして部屋に行き荷物を置いたら、ホテルのダイヤモンド会員になっているのでワインと果物が届きました。冷えたワインを1杯飲んでからサウサリートに行こうと思い外に出てフェリーのターミナルまで5分ほど歩きました。
フェリーターミナルの中は、お惣菜屋、コヒーショップ、魚屋、ワインショップ、チーズ専門店、本屋、台所用品店等の楽しいお店が入っていました(以下3枚の写真参照、画像をクリックすると大きな画像でお楽しみいただけます)。
14:35出港のゴールデンゲートフェリーの双胴船に乗船、ベイブリッジとダウンタウンの高層ビルを後にアルカトラス島の横を通って左前方にゴールデンゲートを見ながらサウサリートまで30分でした(以下3枚の画像参照)。
船上からの動画
サウサリートからフィッシャーマンズワーフへのフェリーが30分後の出港の為、サアーとウインドウショッピングをして船に乗船しました。乗船券はサウサリートでは販売しているところはありません。乗船してから中で購入します。
50台ぐらいレンタル自転車を持って乗船する人達がおりました。フィッシャーマンズワーフで自転車を借りてフェリーでサウサリートに来ているのです。こういう方法もあるのかと勉強に成りました。
(画像をクリックして頂くと、大きな画像でお楽しみ頂けます)
フィッシャーマンズワーフのピア41にフェリーが接岸。ピア39に行きシーライオン(あざらし)を見てきましたが、天気が良かったせいか動物特有の匂いがちょっと鼻にきました。
ピア39のショッピングモールのお店を見て入ましたら、ガラスのブロックの中に3Dで写真をレザー刻印してくれるお店がありましたので愛妻へのおみやげに私の顔を刻印してもらいました。
フィッシャーマンズワーフからケーブルカーでユニオンスクエアーに行こうと思ったら故障で全線運休、無料のピストン輸送用専用バスでユニオンスクエアーまで行き、そこから歩いて17:30にホテルへ帰りました。
ワインを飲みながら夜景を見て、フルボトルのワインを飲み干してサンフランシスコの初日が終りました。
9月23日
ケーブルカーの動画
昨夜のワインのおかげでぐっすり眠れました。昨夜から今日の日程を考えていましたので行動開始。ホテルでバイキングの朝食を取り外へ出ましたらケーブルカーのカリフォルニア・ラインは動いていましたので昨日の故障は復旧していました。
マーケット・ストリートとパウエル・ストリートの交差点にあるケーブルカーの乗場まで歩いて行き、そこからケーブルカーでフィッシャーマンズ・ワーフに行こうと思っていました。ミュニ・バス、ミュニ・メトロ、トロリー・バス、路面電車は全区間$1.25、ケーブルカーは$3.00が載り放題の一日券$9.00をチケットブースで購入。
ケーブルカーの方向転換は、今でも人がターンテーブル上のケーブルカーを押して回します。いざケーブルカーに乗ろうと思ったらとんでもない、11:00近くになっていましたから観光客でケーブルカーを待つ人で長蛇の列が出来ていて、その長さはワンブロックにも成っていました。これでは少なくても1時間以上は待つようです。
そこで、名案が浮かびました。路面電車で昨日行ったフェリーターミナルを通って海岸沿いにフィッシャーマンズ・ワーフ行けば混まずに早く着きます。そして帰りにケーブルカーに乗るという案です。
路面電車より早くトロリーバスが来たので乗り、一日券を見せたら9月と23日を自分で削るように言われて初めて使い方が分りました。エンバカデロセンターで降りてフェリーターミナルから路面電車に乗ってフィッシャーマンズ・ワーフに着きました。ここまで約25分でした。路面電車の中で案内書をもらってみたら、「TIP! Take an F-line streetcar to Fisherman’s Wharf and take a cable car back.(情報!路面電車のF‐ラインに乗ってフィッシャーマンズ・ワーフに行き、帰りはケーブルカーに乗る)」と書いてあるではあ~りませんか。誰でも考えることなのですね。(以下3枚の画像と動画を参照して下さい。3枚目の地図は画像をクリックすると大きな画像でお楽しみ頂けます)
路面電車からの動画
昼食は、SABELLA & LA TORRRE でカニの半身とクラブチャウダーのセットが$12.95と白ワイン(Chardonnay)$5.00を頼みました。 TAXがはいって$19.48、観光地だから高いのでしょうが日本円にするとチップ$3.00も含めると\2,500弱ですからまあまあですか。
味ですか、クラブチャウダーは美味しかったですよ、カニの半身も食べやすくなっていてケチャップをつけて食べたのですが、ケチャップの上に盛っていたのが白わさびでした。間違って多めに付けたらとんでもない辛さで大変でした。ご注意を。(画像をクリックすると大きな画像でお楽しみ頂けます)
13:00頃にハイド・ストリートからケーブルカーに乗ってユニオン・スクエアに行きましたが、初めての方は通常のマーケット・ストリートから乗ったほうが良いかもしれません。ハイド・ストリートの直線の登り坂を両側の街並みと青空を見ながらケーブルカーは進ます。フィッシャーマンズ・ワーフに近づき急な下り坂になるとケーブルカーのスピードも増し、前方を見るとアルカトラズ島とサンフランシスコ湾が眼下に広がり、坂の街サンフランシスコの醍醐味が味わえるからです。
ケーブルカーからの動画
今回の旅行の最大目的であるブロンズのアンティークを見に行きました。ユニオン・スクエアにあるアンティーク・ショップのオーナーアダムさんは、中東のベイルート出身ですが気の良い男で10年来の友人です。店内を案内してくれてマイセン、ペルシャ・ジュウタン等、色々と説明を受け、そして一番興味のある1920年代のアールデコのブロンズを見せてもらいました。(以下4枚の画像を参照して下さい。)
18:00にアダムさんの知人の経営するフィッシャーマンズ・ワーフある Caesar’s というイタリアンレストランに招待されました。料理の名前は分りませんが、美味しかったです。
写真を見て下さい、ワインをだいぶ頂いたので良い感じに出来上がっています。(以下3枚の画像を参照して下さい)
その後、ホテルに帰り、明日の帰国の為の準備をしてベットにはいりました。
9月24日~25日(最終日)
朝6:30に目が覚めて、今日は帰国の日と思ったら無性にもう一度ケーブルカーに乗りたいと思い、7:40頃ホテルの前からカリフォルニア線のケーブルカーに乗り、パウエル・ストリートで降りてフィッシャーマンズ・ワーフ行きに乗り換えました。
やはり、ハイド・ストリートの坂を下りながらケーブルカーから見下ろすサンフランシスコ湾は絶景です。終点でケーブルカーを降りたのですが、切符を売りに来なかったので聞いたら『いいいよ』と言う返事に悠長な車掌と驚きました。
ケーブルカーからの動画
少し歩いて、Fラインの路面電車に乗りホテル近くの停留場「フェリー・ターミナル」で降りてホテルに戻り、チェックアウトをしてBARTで空港へ。
テロ対策の為に出国の時のセキュリティ・チェックが厳しいと聞いていましたので、離陸時間の3時間前には空港につきたいとおもっていました。9:50空港着、早かった為かすんなりゲートを通ることが出来ました。
離陸時間が30分送れたので空港で随分時間がありました。セキュリティ・チェックを見ていると、ラスベガスからの乗り継ぎの日本人観光客は、ぬいぐるみまで一つ一つ手で押してチェックされていました。
帰りの飛行機の中で久しぶりに邦画を見ました。役所広司・鈴木京香主演、テレビ朝日制作の「砦なき者」と小泉今日子・柄本明主演の「センセイの鞄」の2本。
「砦なき者」は、マスコミの舞台裏をサスペンス・タッチの中々見ごたえのあるものでした。
「センセイの鞄」は教師と教え子のロマンス。柄本明の先生役が渋くて小泉今日子を引き立てていました。
飛行機は、予定どおり25日の16:40に無事成田空港に着陸しました。